カフェインの1日のカフェイン摂取量

カフェインの1日の摂取量はどのくらいまで大丈夫?

コーヒー,カフェイン

カフェインと聞くと体に悪いというイメージを持つ人が多いようです。妊娠中の方や子供はあまりカフェインを摂らない方がいいという話を聞いて、カフェインを摂るのを控えているという方もいるようです。

 

しかし、最近の研究によるとカフェインを摂取することで体に良い影響があるということがわかってきています。逆にカフェインを摂り過ぎると体に悪い影響を与えるということもわかってきています。

 

結局毎日摂取しても大丈夫なカフェインの量はどのくらいなんでしょう。今回は1日に摂取してもよいカフェインの量について説明したいと思います。


カフェインが含まれている飲み物とカフェインの含有量

コーヒー,カフェイン

カフェインの含まれている飲み物として代表的なのはコーヒーだと思いますが、その他の飲み物にもカフェインは含まれています。どの飲み物がどのくらいカフェインを含んでいるかは以下の通りです。

 

  • コーヒー(ドリップコーヒー)90㎎/150mlあたり
  • コーヒー(カプチーノ)50㎎/150mlあたり
  • 紅茶 30㎎/150mlあたり
  • 煎茶 30㎎/150mlあたり
  • 玉露 180㎎/150mlあたり
  • ウーロン茶 30㎎/150mlあたり
  • 玄米茶 15㎎/150mlあたり
  • コーラ 34㎎/150mlあたり
  • ココア 10~50㎎/150mlあたり

 

コーヒー以外にもカフェインが含まれている飲み物が多いというのがわかってもらえると思います。玉露がこんなにカフェイン量が多いなんて驚きですよね。


カフェインの摂取量の目安

摂取しても人体に毒性の懸念がないとされるカフェイン量の目安ですが、欧州食品安全機関(EFSA)が2015年にカフェインについてリスク評価を行っています。

 

大人では、1回のカフェイン摂取量が3㎎/㎏体重であれば急性毒性の心配はないとしています。体重が60㎏の大人の場合だと、1回あたり180㎎のカフェイン摂取であれば健康リスクは増加しないとしています。

 

コーヒー1杯当たりに含まれているカフェインの量は90ml程度ですので、2杯までであれば大丈夫ということになります。ただ、体重60
㎏の人の場合なので、体重が少ない人は注意してください。

 

次に、1日のカフェイン摂取量については、妊婦を除く大人では1日あたり400㎎までであれば健康リスクは増加しないとしています。コーヒーだと4杯程度までは大丈夫だということになりますよね。

 

ただ、カフェインはコーヒーだけではなく、お茶や清涼飲料水にも含まれています。また、薬を服用している場合、薬にもカフェインは含まれていることがあるので、注意するようにしましょう。

 

ちなみに妊娠中の方や授乳中の方の1日あたりのカフェイン摂取量は200㎎までであれば胎児や乳児の健康リスクは増加しないと評価しています。

1日に飲んでも問題ないコーヒー量は3~5杯

カフェインが含まれる代表格であるコーヒーの場合、コーヒー1杯あたり90㎎程度のカフェインが含まれています。1日のカフェイン摂取量目安が400㎎ですので、5杯くらいまでは大丈夫だと言えます。

 

しかし、コーヒーによってカフェインの含まれている量は異なりますので、カフェインが多く含まれている場合は注意する必要があります。

 

ちなみに日本人が日常的に飲む煎茶ですが、150mlあたり30㎎程度のカフェインが含まれています。少量なら問題ありませんが、大量に飲むとカフェイン量を過剰に摂取する可能性があるので注意する必要があります。

まとめ

カフェインは過剰摂取すると毒性があるとして欧州や米国などによってカフェインの摂取許容量が定められています。日本にはカフェインの摂取許容量の基準はありませんが、過剰摂取は体に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

カフェインは多くの飲み物に含まれている成分です。飲み物だけでなく、薬などにも含まれています。カフェインの摂り過ぎには気を付けるようにしましょう。

page top